基礎から学ぶセイバーメトリクス
皆さん、こんにちは。
選手たちは今、来季に向けて絶賛、自主トレ中です。
そんな中、ニュースに多く取り上げられるのは、やはり新人選手達。
伊藤も、今週はブルペン入りし、古川が球を受けるなど、順調な仕上がりを見せているようです。
五十幡もスパイクについて記事になるなど、メディアの注目も高いです。
過度な期待は禁物ですが、この時期はやはり期待してしまいますよね。
今回は、セイバーメトリクスについてです。
詳しいことは書けませんが、知ってるようで知らない指標が多くて、まとめたいなと思っていたのでまとめてみます。
それでは、どうぞ。
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以前まで札幌ドームの電光掲示板に選手の成績と共にいろいろな指標が載っていたのを覚えている方も多いかと思います。
けっこうコアだなと思いつつ自分も見ていました。見づらくて指標もわからないと不評だったのか、気づいた時にはなくなっていました。
という話は置いといて、基礎的な指標についてテンポよく見ていきたいと思います。
アウトにならない確率を計れ、総合的な得点能力を示す優秀な指標。
.750がレギュラークラスの目安で、.800を超えれば一流。
1.000を超えれば超一流といったところ。
今年の日ハムに、.750を超えたのは中田、西川、近藤の3人。
規定打席未到達で超えたのは、田宮のみ。たったの7打席ですが(笑)
【② ボールゾーンスイング率(O-Swing%)とストライクゾーンスイング率(Z-Swing%)】
名前の通り。計算式は、ボール(ストライク)スイング数÷ボール(ストライク)ゾーン投球数。
O-Swing%の場合、30%が平均的で、15%を上回れば、超一流。反対に44%を超えるとかなりのフリースインガ—でかなり問題ありとなる。
今年、獲得したラッパーことロニーロドリゲスは、来日前からフリースインガーと話題だが、直近のドミニカンリーグでO-Swing%が43.8%と少し心配です。
一方、日ハム内では、西川が2020年O-Swing%15.2%をたたき出した。
【③ IsoP 長打率(SLG)-打率(AVG)と IsoD 出塁率(OBP)-打率(AVG)】
IsoPは、純粋な長打力を計る指標だが、単打でも数値が上がってしまう長打率よりも優れている。
.170が平均値で.280を超えれば超一流。
参考までに2020年の中田のIsoPは.252と優秀だった。この数値はリーグ4位で、2019年.207で12位だったことを考えると、やはり2020年はレべチだった。ちなみにみんなの野村のIsoPは.216だった。
一方、IsoDは、選球眼の良さを計る指標であり、問題ありだと数値がほぼ0に近づく。
超一流でも.100という指標。つまり.125を記録した近藤は神。もちろん1位だろうと思ったが、リーグ1位は山川で.152だった。
【④ wOBA 】
打者の攻撃力(1打席あたりのチームへの得点増加貢献度)を表す。
単打、2塁打、3塁打、本塁打、四球、死球、エラー出塁なども含まれるため、OPSよりも的確に打撃での貢献を示す指標。
計算式は、{0.62×(四死球-敬遠)+0.65×死球+0.77×単打+0.81×失策出塁+1.08×二塁打+1.37×三塁打+1.07×本塁打}×wOBAscale÷打数+四球-敬遠+犠飛+死球)といよいよ、難しい。
2020年の日ハム選手のwOBAは、近藤、西川、中田が10傑にランクイン。
OPSの値よりも的確ということでOPSと比較してみたが、ほぼ順位に変動はなかった。
指標を見ていると割と無数にあり、指標によって使い分けというのがもちろん大事になっていくと思うが、どれを信用すれば良いのかというのは非常に難しいし、もっと勉強が必要だと感じました。
皆さんも、自分のお気に入りの指標を見つけてみてください。
最後に、一つ気になる指標を見つけました。spdという足の速さ(走力)を示す指標。
詳しい計算式はわかりませんが、だれもが思い浮かぶ西川が2位で1位はスパンジェンバーグでした。西川を凌ぐ、走力の持ち主。スパンジェンバーグに来季は警戒です。
それでは、また。
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P.S 外国人達の来日がやはり遅れるみたいです、、、王のみキャンプに間に合うようですが、他の選手は大幅に遅れることが想定されます、、、。
耐えねば、特に先発陣。