契約更改で振り返る2020年通信簿 その5
皆さん、こんにちは。
9日から、鎌ケ谷では、新人合同自主トレがスタートしています。
育成2位の齊藤選手が、新型コロナ感染で7名でのスタートとなってしまいましたが、それ以外の選手達は緊張しながらも、元気な姿を見せてくれていました。
五十幡選手の足が明らかに早くてちょっと笑ってしまいました。100m10秒79だったみたいです。
キャンプまで1か月を切っています。全員が納得のキャンプを過ごせるように意義のある合同自主トレにしてもらいたいです。
今回は、通信簿企画の最終回です。ラストは、主力投手たちを振り返っていきたいと思います。
それでは、どうぞ。
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明らかに風当たりの強かった、ベテランの二人から。
村田は、昨年末にもう一度日ハムと契約することを決断。
どうやら、日本国内にとどまらず、台湾や韓国などアジアの球団も含めて移籍先を模索していたようです。
最終的に日ハムが評価してくれたというものの、年俸は2400万円ダウンの1600万円。
先発は1試合のみと中継ぎに専念。5ホールドを上げました。
昨年の成績とほぼ同じであるが、K/BBの値が、4.60→1.92と大きく悪化。開幕直後は、四球でランナーを溜め、痛打を食らうなど精細を欠いていた印象。
8月に再登録されてからは、比較的安定した投球を続けており、ブルペンには欠かせないロングもこなせる中継ぎになっていました。
来季は36になる日ハムに数少ないベテラン。来季も、様々な場面で投げつつ、昨季上げた5ホールドを超えられるように、勝ち試合でも活躍する姿を時折、見せるなど”村田らしさ”全開の2021にしてほしいです。
金子も1億を超える大減俸でサイン。契約更改では、本人も迷惑をかけた年だと感じているようでした。
今年は、中継ぎに専念すると宣言し、臨んだシーズン。金子の中継ぎは、2019年からも賛否両論あり、個人的にはこんな大投手なので、中継ぎでも面白いと思っていましたが、この成績を見てしまうと中継ぎは向いていないと言わざるを得ない。
短い回だからこその賜物なのか、奪三振率こそキャリアハイの数字を残したが、被打率や防御率など散々な数字が並ぶ。
やはり、金子の持ち味は7色の変化球を操る投球術が武器であって、短い回ではそれを発揮できず、長い回を投げて本領を発揮できるのかななんて思ったり、もちろん全盛期と比べたら衰えもあると思いますがもう少しやれると思います。
来季は先発に専念するということなので、先発のローテの一角を担えるようにもう一花咲かせてほしいです。
秋吉も苦難のシーズン。
球自体の強さは特に、問題なかったと思うが、ランナーを溜めて一発長打を食らう姿がファンの目に焼き付いた。
シーズン終盤になっても復調の気配はなく、2020年は幕を下ろした。
中継ぎの補強をなぜかしていない日ハムにとって、秋吉の復活は必須。
抑えの筆頭候補になっているのは間違いない。
個人的には、未知数の杉浦や新人の伊藤が抑えで成功するより、秋吉が復活するほうがビジョンは持ちやすい。
復活するためには、投球の2割を占める、チェンジアップの被打率が4割4分を超えているのが鍵なんですかね。来季の復活に期待したい一人です。
宮西がまた抑えをやっているようでは、確実に上位へは行けないです。
玉井は、2年連続の50試合登板にあと1試合及ばず。
それでも、昨季は65試合で11ホールドだったが、今季は49試合で21ホールドと大きく飛躍。勝ちパターンを担っていたといってもよいホールド数に成長。
6月27日の楽天戦で2/3回6失点というのが響き、防御率はそこそこだが、一度も抹消されずにシーズンを通して安定した成績を残した。
8月にキャリア初セーブもマークするなど首脳陣の信頼を着々と獲得している。
玉井は、決め球がなく苦しんでいたが、フォークで空振りを獲れるようになり、成績も上がってきた。来季は、フォークを絶対的なものにし、7回は玉井で安心だとファンから言われる成績を残してほしい。
堀も、着実に成績を伸ばす4年目になった。
チームトップの奪三振率を誇り、大きく飛躍し、53試合に登板した2019年よりも、防御率や、被打率などを改善。ホールドも14を記録した。
このまま、勝ちパターンのリリーフへと成長するのももちろん良いが、個人的には高卒ドラ1が中継ぎで終わるというのももったいない気がする。
投手の花である先発にゆくゆくは挑戦してほしいとも思う。
そのためには、今は直球とスライダーのツーピッチだが、チェンジアップ等の変化球をマスターするのは必須。
堀自身のコメントからするとリリーフをやっていきたいと本人は感じているようだ。
それでも、中継ぎを続けるにしても、新たな球種を身に着けるのはプラスになることなので、日ハムに見本になる左腕は少ないかもしれないが、新球種取得など、更なる高みを目指してほしい。
宮西は、FA権を行使せず、2年総額6億の大型契約を結んだ。
宮西に関してもは特にいうこともない。チームのために、ホールド記録を持ちながらも、シーズン中盤は抑えも淡々とこなすなど本当に貢献しまくっている。
今年もコロナ禍で試合数も削減されている中、至上命題である50試合登板をクリアし、13年連続の50試合登板を達成。
史上初の350ホールド数を達成し、自身の記録を更新する358ホールドまで到達。
登板数も734試合と岩瀬の1002試合を目標に掲げられるところまで来ている。
なかなか目立たない中継ぎだが、宮西が言うように中継ぎが目立ってはダメ。中継ぎが目立つのは中継ぎで試合を落としてしまった時なので。
来季も目立たずとも黙々と活躍し続ける宮西の姿が見たい。
上沢は大怪我から復帰してのシーズンでしっかりと結果を残した。
開幕延期の影響でシーズン序盤から投げられることができた。
復帰初戦は、札幌ドームでソフトバンク打線を5回被安打2、1失点の快投。
7月からは、10試合連続でQSを記録するなど、怪我明けにも関わらず、先発陣を引っ張った。
2020シーズン中に復帰できれば良いというような大怪我だったため、これだけ活躍するとは個人的には思っていませんでした。
本人が一番つらかったと思いますし、復帰初戦のマウンドはみんなが感動しました。
怪我前よりも直球のキレやスピードがさらに良くなっているように見え、打者を差し込めていて、打ちにくそうにしていました。
来季は有原が抜けるため、開幕投手はもちろん狙ってほしいですし、エースとしてチームを引っ張り、納得の成績を残して1億円の大台に到達してほしいです。
杉浦は自己最多の7勝。
日ハム3年目のシーズンを終えたが、勝ち星も2勝→4勝→7勝、投球回も12.2回→65回→74.2回と着実に成績を上げてきています。
日ハム移籍当初から登板間隔を極端に空けたり、投げる回数も最高で5回にするなど、これまで多くしてきた怪我への配慮もあり、肩や肘の状態は完全に回復し、なんの制限もなく投げられるところまでようやく来ました。
来季はそろそろ規定投球回に迫るような登板数をこなしてほしい。
しかし、2020シーズン終盤で来期は抑え起用に転ずるような伏線が張られた。
抑えのポジションが不透明な中で、本人もどっちでも行けるようにしていきたいと言っていたが、個人的には、先発で活躍するめどが立ってきているだけに、杉浦には先発で投げてほしいという気持ちもある。
フロントの判断次第ではあるが、先発をやるにしても、抑えをやるにしても、怪我だけには気を付けて活躍してほしい。
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以上です。
これで一通り振り返ることができました。
来季はもっともっといい評価を付けられるような活躍をしてほしいです。
(A評価を付けたのは近藤、宮西、上沢の3人でした。)
キャンプももうすぐそこまで来ているので、また来シーズン楽しく野球を見られたらと思います。
それでは、また。
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P.S 来季の開幕戦、仙台って寒すぎませんか?