有原王國’s

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契約更改で振り返る2020年通信簿 その3

 

皆さん、こんにちは。

 

有原のポスティング期限が残り少なっていましたが、昨日、テキサスレンジャーズへの移籍が決定しました。

 

1年目2億7千万、2年目3億8千万の2年契約でした。

レンジャーズとは、業務提携を結んでいますし、建山やダルビッシュも在籍するなど、日ハムにとっておなじみの球団となりつつありますね。

 

レンジャーズは先発ローテの防御率5.32でMLB24位に加えて、今年勝ち頭であったリンをトレードで放出するなど、先発強化が急務でした。

 

この状況も後押しし、有原はローテを任されると思われるので、ぜひ、日本以上の活躍を見せてほしいですね。

 

後は、西川が心配ですが、決まることを祈りましょう。

彼のポスティングの期限は、来年1月3日となっています。

 

今回も引き続き、今年の各選手の個人成績を振り返ってみましょう。

今回から投手陣にも突入します。

 

それでは、どうぞ。

 

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野手陣は残り4人です。後半は、投手陣に入ります。

王柏融は、契約更改の情報がなかったので、書いていません。11月に帰国した模様。

 

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渡邉は、2018年に60試合出場し、ブレークの足掛かりをつかむと、去年132試合に出場し、打率.262でレギュラーを奪取。

今年もセカンドのポジションを自分のモノにし、成績も去年より伸ばすなど、確かな足跡を残した。

 

本塁打こそ、6本と少し物足りなかったため、長打率が低下し、OPSは思ったよりも伸びなかったが、パリーグ打率10傑に入り、出塁率も.348をマークするなど、選球眼の良さもアピール。

 

出塁率の高さから2番打者としても面白いと思っている。

渡邉が2番打者を担うのであれば、ある程度、足もほしいところであるが、今年は盗塁を6度企画し、4度成功させた。キャリアで1度しか成功させていなかった盗塁にも積極的に挑もうという意識も感じる。

 

シーズン始まる前、キャンプで西川キャプテンの盗塁授業が行われるなど、もっと盗塁してほしいというキャプテンの願いが届いた格好。

来年は、そのキャプテンもいないかもしれない今、盗塁の面でももっと成長し、内野のリーダーシップをとっていく選手にもう一段階レベルアップしたい。

 

 

中田は、今年打点王やベスト9、GG賞、札幌ドームMVPに輝くなど、打撃陣を引っ張った。

キャンプから調子の良さをアピールし、ヘッドの使い方がわかるようになったと語り、今年はレべチだと騒がれ続けた。

 

シーズンでもレべチといわれるだけあり打ちまくった。

8月22日の試合(55試合目)で、20本塁打・64打点と最高のペースだったが、その後は、65試合で11本塁打・44打点と失速した。

 

打点の多さは、もちろん前を打つ打者の出塁率の高さも一因としてあるが、中田の得点圏打率は.290であり、中田の勝負強さゆえの打点王でもあった。

 

OPSも数年ぶりに8割を超え、納得のシーズンになったとは思うが、中田はこんなものではないと思っている。

だからこそのB評価にした。来季は誰もが文句なしだという成績を残し、レべチ新章を見せてほしい。

 

 

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大田も納得の3千万アップで更改。

初のGG賞に輝くなど、自慢の強肩とハッスルプレーで守備での貢献も光った。

 

オフから、今年は4番を狙っていくとした打撃では、2番での起用が大幅に減り、5番での起用が増えた。4番は中田が好調でなかなか座ることはできなかったが、2019年とほぼ同水準の成績を残した。

 

だが不調に陥ると、外のスライダーや落ちる球にバットが回り続け、弾道も極端に下がり、安打が出ても単打と好不調の波が激しいのはあまり変わらない。

8月9月は打率.350(197-69)と打ったが、10月は1割台と冷え込んだ。

 

最近のインタビューでも、不調になったら何をしてもだめだ、と言っており、もちろん努力はしているが、もうワンステップアップには波の最小化は欠かせない。

大田はもうすでに日ハムにとって欠かせないレギュラーであり、不調の時もなかなか外すという判断にはならない。

 

来季、FA取得も見込まれる。日ハムに残留する、FA移籍を決断するは別にして、少しでも好不調の波を減らして、来季一年間を走り抜けてほしい。

 

 

近藤は、野手陣唯一のA評価を付けた。

それもそのはず、吉田や柳田とハイレベルな首位打者争いを演じ、打率は.340と過去最高。2年連続で最高出塁率にも輝き、歴代の名打者にも引けを取らない.465をマークした。

 

特にいうことはないが、本人も何年も前から言っている悲願の首位打者を獲ってほしい。今年の首位打者オリックス・吉田で.350。今年は、惜しいところまでこぎつけた。

本音を言うと、本塁打や打点などは吉田、柳田に離されている分、打率は近藤以外いないといわんばかりに、大差をつけて首位打者を狙っていってほしい。

 

4割に一番近い男というテロップを首位打者の常連・近藤に変えてほしい。

 

 

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ここからは投手陣に。

 

福田は、2年目の今年、大きく飛躍。

7月7日にプロ初登板を果たすと、公文の不調なども重なり、終盤までコンスタントに登板を重ね、30試合に登板。ホールドを2つ記録。

来季にもう少し、経験を積み、いずれは勝ちパターンにも入っていってくれそうな期待を抱かせた。

 

昨年、イースタンで、68回79Kで奪三振率10.46と奪三振能力の高さを見せていたが、一軍でも奪三振率8.01と一定の結果を残した。

被打率やWHIPからもわかる通り、甘く入った球を痛打される場面はあり、内容の悪い試合もあったが、ドラ7・2年目としては十分。

 

全体的な球速を上げて、宮西を師匠に来季はもっと飛躍してほしい。

 

 

鈴木は、即戦力の中継ぎと言われ、臨んだルーキーイヤー。

キャンプでも早々に一軍に呼ばれるなど、期待は高かったが、1軍での結果は納得のいくものではなかっただろう。本人も充実感はあるが、達成感はないと悔しさをにじませた。

 

右の変則的なフォームということで、まずは右打者をしっかりおさえることが大事であると思う。

左打者の打ち取り方を考えるのはそのあとで良い。

来季もまだワンポイントは禁止にならないと発表になっているため、ピンチの場面で右の強打者を確実に仕留める活躍を見せたい。

 

左のサイドは宮西や公文、堀、福田と枚数がいるが、右は鈴木だけと需要はあるだけに、自分の持ち味を出していきたい。

 

 

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最後は、ドラ1コンビ。

 

吉田は、5試合で先発を果たすも、未勝利に終わった。しかし、収穫もたくさんあったシーズンだった。

 

イースタンリーグで、12試合59.2回で60K防御率2.56で奪三振王に輝くなど、2軍で活躍を見せると、後半は一軍で5試合に先発。

2度QSを達成する試合があるなど、去年にはない安定感を見せる場面もあった。

 

2軍で奪三振王に輝いた今季だが、1軍では奪三振率4.87と三振を奪えなかった。落ちる球の精度が上がり、2軍では三振が増えたが、1軍ではきれいに決まる試合が少なかった。四球も多くBB/Kは0.92と厳しい数字だった。

 

吉田といえば浮き上がる直球が持ち味だが、一軍ではあまり空振りを奪えていなかった。プロでは、ストライクゾーンが高校よりは狭くなりコントロールを意識するあまり、直球の球速が遅くなる選手が多く、吉田もその一人。

出力をもう少し上げて奪三振率、K/BBを改善していきたい。

 

 

河野はどうしても3勝どまりという表現になってしまう。

被打率も高く、あと一歩のところで痛打を許すシーンが目立った。

 

吉田同様、河野も直球の球速が物足りない。河野の場合は、調子のよい日と悪いがはっきりしている印象。オープン戦では150キロに迫る直球をバシバシ投げていたので、シーズン終盤は疲れもあったと思う。

フェニックスリーグでも炎上した。まずは、疲れを取り、一年間戦い抜く体力をつけてほしい。

 

後は、渦潮カーブと称される、100キロ台のカーブが持ち味で打者を翻弄していたのでそのカーブももっと効率よく使っていけると良い。

社会人と言えど、高卒社会人であり大卒の選手よりも1歳若い。伸びしろはまだまだあるので、左のエースと呼ばれるだけの投球を将来的に見せてほしい。

 

来年の目標は100イニング。そこに少しでも勝ち星がつけばなお良し。

 

 

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通信簿もこれで折り返し。

次回も残り投手陣について見ていきたいと思います。

 

それでは、また。

 

 

 

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P.S 吉田選手ってドラ1ですけど1年目、年俸1000万円だったんですね。