ドラフトへの道 2020 ~大学生候補編~
新型コロナウイルスの影響でプロ野球が、いつ開幕するかわからない状況ですので、今回は、久しぶりにドラフトについて書いていきたいと思います。
今年、豊作といわれる大学生に焦点を当てて、選手名鑑的な形で上位有力候補の紹介をしていきます。
新型コロナウイルスは、大学野球にも影響を与え、六大学恒例行事社会人対抗戦や、日本代表選考合宿も中止になりました。六大学の5月春季リーグは今のところ、開催の予定みたいですが、どうなるかは全く分かりません。
ドラフト自体も正直、いつになるか見当もつかないですが、とりあえず、今年のドラフト候補を紹介していきます。
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高校時代から、日本代表に選ばれるなど4年前からドラフト候補だったが、大学進学を選択。
大学1年の冬に、トレーナーの助言のおかげで腕のしならせるコツをつかみ、高校時代は140キロそこそこだった球速が150キロに到達した。
2年夏には、3学年先輩のソフトバンク・大竹(実は、早川と遠い親戚らしい)の初勝利を観戦した。連絡を取り合うなかで、プレートを踏む位置を真ん中にし、内外角も厳しく突けるようになるなど確実に成長。
大学の通算成績も7勝12敗 3・18と負け越してはいるものの、奪三振率が10.52と優秀。
球種も多く、左の本格派先発ということでドラフト上位間違いないと思われる。日本ハムで河野と左の先発2枚看板としてみたいですね。
② 山崎 伊織 (明石商業 → 東海大)
昨秋の首都大学リーグで4勝(2完封)、防御率0.20と圧倒的な成績をマークした細身のカットボーラー。
山崎の武器は何といってもカットボール。打者の手元で鋭く変化し、消える。オーソドックスなカタログスペックを持ち合わせているより、一つでもこれという武器があるのはいいですよね。
金子弌大の映像を何回も見て、改善を重ねるうちにコツをつかむなど、研究熱心な一面も。
コツはつかんだ後は、日米大学野球選手権でも3回を投げて、5奪三振と外国人も圧倒。
ところが、昨年の11月に右ひじの違和感を感じ、3月には右ひじの靭帯断裂が発覚。現在は、PRP注射療法を選択し、6・7月の復帰を目指している状況。
どれほど、ドラフトの指名順位に響いてくるか、注目である。素材は間違いない。
春5勝、秋5勝とチームから絶大な信頼を得ている地方大学リーグに潜む先発左腕。通算19勝無敗、公式戦70回連続無失点を記録するなど、申し分ない。
ノーワインドアップからためを作り、スライダー、カット、カーブ、チェンジアップなどを投げ込む。
ギアを入れるタイミングなどがうまく、試合の流れを把握しピンチでも失点しない強さがあり、先発向きだなと感じる。
地方大学リーグということもあり、リーグ戦の成績は参考になるのかとも少し、思ったりするが、どんなリーグであろうと70回連続無失点は素直にすごいし、全国大会経験も多く、確実に場数をこなしている。
地方大学だが、東北福祉大には元山という日本代表候補の好遊撃手もいるので注目したい大学の一つ。
④ 牧 秀悟 (松本第一 → 中央大)
大学日本代表の4番を務める、強打の右打者二塁手。昨春の東都大学リーグでは打率.400をマークし首位打者を獲得するなど確実性も上がり打率も残せるようになってきた。
3年春から、下半身主導のバッティングフォームを習得し、フリー打撃でも実戦を想定し、右方向にあえて詰まらせて打つなど工夫して練習する姿勢も見せる。
今のところ、本塁打はバンバン打つというよりは、二塁打が多い4番打者というイメージなので、昨年の高校日本代表VS大学日本代表で西純矢(現・阪神)から放ったような本塁打のように甘い球は確実にもっていきたい。
首位打者を獲得し、攻めも厳しくなることが予想されるが、大学日本代表四番打者の名に恥じない成績を今年も残してほしい。
強打の二塁手ということで、次世代の浅村になれる素材と評されるだけに注目していきたい。
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全然、紹介しきれないですが今回はこの辺で。紹介したい選手はたくさんいます。まだまだプロ野球も始まりそうにないのでまたすぐにでも紹介したいと思います。
今のところ、大学候補は豊作の様相を呈しているので非常に楽しみです。
それでは、また。
P.S プロ野球のない4月。とても変な気がします。辛抱しましょう。