有原王國’s

日ハムを応援するブログ。来たれ、日本ハム黄金時代!

クローズアップ☆ファイターズ 白村明弘編

 

今回は、一人の選手に焦点当てるクローズアップ☆ファイターズの企画をやっていきたいと思います。

 

記念すべき1回目は、

 

f:id:AriharaOkoku:20191229101832j:plain

 

 ”打者”白村明弘の現在地

 

ということで打者転向を果たした白村選手に注目していきたいと思います。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

白村選手は、2013年にドラフト6位で北海道日本ハムファイターズに指名を受けました。

 

白村選手は、慶應大学からプロの道に進みましたが、慶應高校時代から素晴らしい活躍を見せていました。

 

1年春からベンチ入りし、球速も142キロを計測していました。3年生になるころには148キロを計測し、チームを甲子園出場に導いています。

 

高校から直接プロの道に進む選択肢もあったと思いますが、白村選手は、慶應大学への進学を選択します。

 

大学時代には、合宿所生活で規律違反を犯し8か月の謹慎処分を受けるなど、そこから練習態度も悪くなり、スカウト陣の評価を下げていきました。

当時、「白村が投げる、打たれる、やっぱりな」と言われていた意味も分かりますよね。

 

白村選手もプロへの道をあきらめかけたようですが、ドラフトで、日ハムに見事、指名を受けます。

 

指名されたときも素行の悪さが話題にもなっていましたよね。

 

ところが、プロ入り後は練習態度も見直したのか、悪い噂は聞きません。

 

 

入団2年目となる2015年には、50試合に登板し、ホールドも13個を記録して防御率2.03。

奪三振も57.2イニングを上回る66個を奪うなど、気迫あふれるピッチングに日ハムの将来のリリーフエースとなる姿を想像させました。

ちなみに、新人王の投票でも33票を獲得しています。

 

ところが、次の年、2016年には故障やコンディション不良が響き、22試合の登板にとどまります。

 

2017年には、先発としても登板するなど、調子が悪いなりに試行錯誤をするもはまらず。そして、2018年は右肩痛…

 

2015年の輝きを取り戻すどころか右肩下がりの下降線。

 

 

そんな中、転機が訪れたのが2019年2月のキャンプ中でのこと。

 

2月18日に栗山監督、吉村GMから呼び出された白村選手は打者転向を打診されます。

 

このニュースを見たときの率直な感想は「上原じゃないんかい!」です(笑)

そんなことはどうでもいいですが…

 

当時、首脳陣は白村選手のポテンシャルを存分に評価していたんですね。

 

www.nikkansports.com

 

この記事のインタビューからもわかるようにかつての素行の悪さは、微塵も感じられません。

 

かつて、投手だった糸井嘉男を大打者に育てた日ハムですから、当時の糸井などとも比較して、球団としてもいろいろ悩んだ上での決断だったとは思いますが。

 

 

そんなこんなで白村のこれまでを振り返りましたが、次に打者1年目の成績を振り返りたいと思います。

 

下の表が今年のイースタンでの月別成績です。

 

f:id:AriharaOkoku:20191229143240p:plain

 

OPSを見ていくとわかりやすいですが、徐々に対応してきているのがわかります。

 

5月頃までは、打席の半分くらいが三振でしたが徐々に球を見れるようになり、出塁率も上がっています。

8月は三振の割合も減り、ホームランは0ですが、長打率も.428と素晴らしいです。

9月は息切れしていますが、1軍の舞台も踏むことができました。

 

感想としては、ある程度、速い球への対応も少しづつできてきてライト方向に強い打球を飛ばすシーンも増えてきましたが、やっぱりまだ、あっさりと三振してそそくさとベンチに戻る姿が多いようにも。

 

来年は、バットを思い切り振りきれるようなフォームにして落ちる球にも少しづつ対応する姿が見られればいいなと思います。

三振するにしても内容の良い打席となっていければいいですね。

 

それでも、右も左もわからない中での打者1年目として合格点だと思います。

 

 

 白村の来シーズンを占う上で糸井の打者1年目の成績も見ていこうと思ったのですがレベルが違いました。

あんまりいい比較対象ではないですね(笑)

 

 

f:id:AriharaOkoku:20191229150320p:plain

 

2006年の4月25日に正式に打者転向しているので、2006年が、打者としての1年目のイースタンリーグでの成績です。

 

本当に投手だったのかという感じですね…

 

それは、置いといて白村選手は白村選手のペースで進んでいってほしいと思います。

来年は、まずキャンプでアピールして少しでも多く、オープン戦で打席に立ってほしいです。

そして、そこで課題を明確にし、2年目シーズンに臨んでほしいです。

 

いずれは、レギュラーとは言わないまでも、貴重な左のサブメンバーとしてここぞの勝負強さを発揮できる選手になってほしいです。 

 

レギュラーメンバー以外のサブメンバーの層の厚さがペナントレース制覇のカギとなると思っているので。

 

f:id:AriharaOkoku:20191229105449j:plain

 

 白村選手のこれからに大いに期待しましょう!!!

 

 

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

P.S. 上原のホームランが目に焼き付いて離れません…